まふ「誰洗濯機にティッシュいれた人」天月「洗った靴下にガムのゴミが！」luz「スリッパ濡れてる…」そらる「お、俺じゃねえよ！」貴「犯人決定」

77 ページ36

まふ「ね、Aちゃん」


「ん？」


まふ「僕ね、今一緒に活動してる人がいてね。その人とてもいい人なんだ」



まふ「一人暮らしだから良かったらなんだけど…一緒に住めないかなって」



_真冬くんがきて半年。


未だ私は学校には行けてないが、彼は時々休みつつも通学している。


真冬くんがネットアーティスト、所謂“歌い手”のことを知ってから私達は少しずつ仲良くなっていった。


活動名は「まふまふ」


私もデジタルイラストを中心に、


「Miku」という名前で活動している。



「その人って、そらるさん？」


まふ「そう！そらるさんなんだ…どうかな」


互いに向き合うように席に座り、

至って真冬くんは真剣な表情だ。



「そうだなぁ…うん、いいよ」


私以外に決める権利もなく、部屋の空く限り問題はない。



まふ「本当っ？！ありがとう！そらるさんに連絡するね！」



「うん、よろしくね」



_これがそらるさんとの出会いのきっかけ。


初めて会ったときは緊張しすぎたかなって。笑


ていうか、会ったときからそらるさんはタメ口だったからな……


まふ「ねえ、Aちゃん。今度は天月くんも……」


「うん、いいよ」



こういった経緯で、今のシェアハウスメンバーが揃ったわけだ。


これからは坂田くんも。


そう考えると、まふくんとは３年も一緒にいるんだ…



長いようで、短いようで。




家族として、まふくんを大切にしていこうって

もう離れないように。



悲しませたり、私が問題を起こさないように。


だから、普通に好きなんだ。


皆好きで、だから一人とかだなんて選べなくて。



けど……



まふくんだけは、少し違うような気がして


……そんな気がするんだ。

78→←76(ちょっとお知らせ＋企画？)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す