【刀剣乱舞】私の中学校生活残り一年、無事に過ごせる気がしないんですけど (ページ8)

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No.6 ページ8

『……？それでどうするの？』

「まっ、終わってからのお楽しみ」

清光は私の髪を解くと、髪をひとつにまとめてタオルで優しく汗をふく

そしてブラシで梳かすとまたふく

それを2、3回繰り返して、清光が綺麗に髪を結ってくれる

「これで大分マシになったと思うんだけど、どう？」

『すごい……ッ、流石清光！』

「加州は相変わらずそういう事だけは誰にも負けてないよな〜」

兼さんが感心した様に頷く

「てかさ主」

安定が保冷剤で遊びながら私を呼ぶ

『んー、なにー？』

「何で“くん”や“さん”や呼び捨てにしたりして、そんなわざわざ区別して僕達のことを呼んでるの？」

『えー……うーん……なんだろ、何か私がそう呼びたいって思ってるから？てか私も質問していい？』

「うん、なに？」

『君たち、その格好暑くないの？』

戦装束で来てる刀剣男士達

もしかしたら時間遡行軍が現れるかもしれないと着てきてるんだろうと思ってるが

防具とかもあって暑いのでは？という疑問がある

聞いてみたところ

可愛さや格好良さが大事と語ってくれた清光と兼さん

暑かったら上を脱げば大丈夫と答えてくれた堀川くん

新撰組や沖田くん等の個性のこだわりがあると安定

服装がまず分からないと長曽祢さん

『なるほど……』

「10分休憩終わり！直ぐに集合！！」

休憩の後は、男女混合で試合をするそうだ

試合だから楽でいい……、と部員である私にとってはあるまじき考えだと思ってる

「では、始め！」

顧問の笛の合図で試合が始まる

私は女子の中では背が低い方だ

だから私は男子と一緒にボール運びの役目を担う

「陽花、パスっ！」

『…………ん、え？』

ボーッとしてしまった私は、ボールが顔面までに迫っている事に気づいた

『うわ、嘘……ｯ』

「主さん！！」

堀川くんの叫びが聞こえる

そう思ったら目の前に堀川くんがいて、宙を舞って、私の目の前までに来ていたボールを蹴り飛ばしていた

「さっすが国広ー！/流石堀川！」

「「堀川機動早くなってない！？」」

豪快に蹴り飛ばした堀川くんはスタッと着地する

「主さん大丈夫ですか！？」

着地したと思ったら堀川くんに肩を掴まれて揺さぶる

『ほ、堀川くん…ｯ!大丈夫だからっ！』

「良かったー……、主さんが怪我をしていたらどうしようかと……」

護衛、という意味から、今のも護衛の中に入っていたのだろう……