検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:601 hit

5話 ページ6

俺はさっき見た記憶の事をゾムに話した。




ゾム「はぇーそれで?」


「それで、俺思ってん。今まで夢でしか見てなかったけど、初めて起きてる時に彼女が出てきたなって。」



夢にしか出てこなかったのが、起きてる時に頭に入ってきた。それも今まで夢に出てこなかった場面が…。



これがもし、前世の記憶ってやつならば辻褄が合うような気がする。




「どう思う?」


ゾム「どう思う?と言われてもそうなんやない?としかいいようがない。」


「ですよねー」



でも、なにか掴めた気がする。



ゾム「ロボロ…大丈夫か?」


突然そんなことを聞かれた。


「……大丈夫やで」



少し間が空いてしまった。


この間が何を表しているのかは考えずとも分かる。



ゾムが心配そうに見てる。


だが、ゾムは「そっか」とだけしか言わなかった。



きっと彼も分かってるはずや。


それでも何も言わないのは彼の優しさなのだろう。









そして俺達は自分の家を目指して足を進めた。

6話→←4話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:我々だ , ロボロ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:稲荷なり | 作成日時:2020年7月18日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。