アナザー・カルデア

早希、思う。 ページ2

side早希





早希｢ふぅ。」



はじめましてかな？
わたしは、蘭丸早希、17歳。

いろいろあって、カルデアで人類最後のマスター、頑張ってます！




ちなみに、今は、カルデア内をお散歩してるよ。




｢あ、先輩！」

早希｢メリュ！」




この子はメリュ。
わたしのパートナーのサーヴァントでシールダー。

そして、人間とサーヴァントが合体した｢デミ・サーヴァント」っていう存在なんだって。

んで、いつもわたしたちを守ってくれる、頼れる存在なんだよ。



メリュ｢お散歩ですか？」

早希｢うん！少し、考え事かな？」

メリュ｢考え事？ですか？」

早希｢ここに来てから…いろんな事があったなぁ…って。」

メリュ｢…はい。確かに、いろいろありましたね。」






ここに来てから…本当に、いろいろあった。

メリュとの出会い、ドクターとモモちゃんやピーターとベルとの出会い。

そして…ミリヤ所長との別れ。




早希｢…今でも、考えるよ。所長のこと…。」

メリュ｢…はい。」





初めてここに来たあの日…少しだけ失礼なことをして、所長を怒らせてしまった。

そして…あの後起きた事故で、わたしたちは特異点Fにレイシフトした。


そして、そこでの戦いや出来事を経て、ようやく所長と仲良くなれそうになったその時…。

彼女は彼女が一番信頼していた、あの男に倒され…。

その時の彼女の最後の言葉が…。

｢わたし、まだ…誰にも、認められてないじゃない！」




早希｢…。」

メリュ｢…。」

早希｢…だから、決めたんだ。わたしの手の届く範囲の距離は、絶対に守るって。」

メリュ｢先輩…。わたしも、みんなを守りたい！」

早希｢それじゃ、一緒に守るって行こう。大切なものを、大切な人たちを…。そして、一緒に特異点を治して行こう。」

メリュ｢はい！先輩！」

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