あれ？普通ってなんだっけ？【ＲＥＢＯＲＮ転生】１７

第４話 ページ29

「A…。」


クロームがキシニアを見たまま俺の腕を掴む。
いや、だから骸ぉぉお！！ちゃんとそこは教えておけ！！


「A…どこかで聞いたと思ったが、黒髪に紅瞳、指にはめたリング…１０年前の雪の守護者、沢田Aか。」


バレちまったわ！！男装すれば良かっただけなのに情報まわって男装しても外出れなくなりそうじゃん！！ってか男装の意味なくなるじゃん！！…今は女の格好だけど、男の服着る意味ねぇ…！！
クロームもまぁ突然のことに動転してるのかもしれない、っていうかこんな経験なかなかすることねぇし、教えなかった骸が悪いが…。


「タイムトラベルをしているなら、まず間違いない。…しかし、１０年前のクロームがこうもガキとは。熟したクロームの方が趣味だが…どれ。」

「！！」

『クローム！』


隣にいるクロームの腕を咄嗟に引くが間に合わない。サイコキネシスで動きを止めようとしたが、それよりも早くキシニアは俺が掴んでいる方とは反対の腕を掴みあげていた。


「あっ！」

「何かで固めてあるのか？こいつのせいでレーダーに反応がないのだな。だが、間違い無さそうだ…。」


キシニアの野郎、思いっきり掴んでやがる！！クロームの痛みをこらえる顔とキシニアの気持ち悪さに俺は、サイコキネシスでキシニアを吹っ飛ばすと蹴りをぶちかました。

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