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YG「……無理」
「……っ、本当に、やめて」
抱きしめられて、抵抗すれば、振り払えるのに
動けないまま力なく泣くしかできない
YG「今離したら、走って逃げんだろ?」
「…逃げないから…離して」
そっと離したかと思えば、手首をもって、
誰もいない衣装部屋に入らされる
YG「元気してたか?」
手首は離してくれないんだね…;;;;;;
「私、いかないと…仕事が」
YG「もうジフンでメイク最後だって聞いてる」
……ジフン?
YG「…お前、まさか…」
「え?」
YG「担当の本名知らねーんじゃないだろーな」
「やっぱり…ジフンて…まさかウジさん…?」
YG「ふっ、やっぱりかよ。あいつから新しくアシスタントがきて…お前だって聞いてたんだよ
ずっとこの時を待ってたのに半年もかかっちまった。あんまりかぶることなかったな…」
「…そんな初めから知ってたんだ。ウジさんも」
YG「あぁ、俺が前、飯行った時に……惚気てたかいあったな」
「不気味」
YG「……あ?……ったく……最近ちゃんと眠れてないんだろ?」
「ウジさんというスパイがいたの知らなかったことに、自分の不甲斐なさしかないわ」
思うより、ケロッとすらっと話せてる自分に驚きつつも…あぁ、これがユンギと私だったなって…
YG「…戻ってこい。」
「はい?…無理ですね」
YG「サナがアシスタントだけで頑張ってる理由知ってるか?…お前のポスト必死に守ってんだよ。
俺らも…見ろ、この肌荒れ」
「確かに、荒れてますね」
YG「あの時、お前が消えちまうほど苦しんでたのに何にもしてやれなかったから俺を憎いのは分かる。俺といたくないのも分かってる。
でも……頼むから俺なんかのせいで大切な場所を失うな…まだ遅くないから」
違うよ、ユンギ
「うん…バンタンのメイクは私の大切な場所だった…けどね、、、私にとっては、
それよりもユンギのそばが1番大切な場所だったんだよっ………ひとりで全部決めて、私から奪ったくせに……っっ、、
もう優しくしないで、憎まずそのまま過ごしてくから、、、ユンギも、元気でね。」
それだけ言えば、すっと手首から落ちた
白い手をみて
振り返りもせずに部屋を出ていく
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mint(プロフ) - あまいくりーむさん» ありがとうございます(T_T)とても優しい言葉かけてくださってたのにお礼が遅くなり申し訳ありません!幸せな形へと続いています。ぜひ読ん出いただけたら幸いです。(*´˘`*) (2018年5月13日 21時) (レス) id: 800c706c32 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 更新ありがとうございます!mintさんの考える幸せな形で充分幸せな物語になると思います!私はmintさんのお話大好きです!更新楽しみにはしていますが、無理せずに自分のペースでお話書いてくださいね! (2018年5月11日 4時) (レス) id: 6e7a5e9205 (このIDを非表示/違反報告)
mint(プロフ) - RiLさん» RiLさん、、本当に大好きです。私、最後まで大事に大事に紡ぎます。だから最後まで一緒に見届けてくれますか?頑張ります!!! (2018年5月10日 21時) (レス) id: 800c706c32 (このIDを非表示/違反報告)
RiL - こんばんは♪皆の幸せを望んでいますが、幸せの感じ方は人それぞれですし…mintさんの感じた幸せのあり方でいいと思います(*^^*)mintさんが大事に紡いで下さるお話ですからどんな結末でも素敵なお話になると思ってます。続編楽しみに待ってます。愛してます(///ω///)♪ (2018年5月10日 21時) (レス) id: 96787797b0 (このIDを非表示/違反報告)
mint(プロフ) - あまいくりーむさん» コメントいただき、ありがとうございます!面白いと思ってくださって嬉しいです!私も、幸せになれるように本当に、、、願っています (2018年5月6日 21時) (レス) id: 800c706c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mint | 作成日時:2018年5月1日 22時