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YG「帰るわ」
……声がでない、
NJ「…あ、ヒョン…苦笑」
追いかけてきたナム君に追いつかれてしまった
帰るって言ったくせに、
とっさに私の前に立つユンギ
YG「お前、あのメッセはなんだよ」
NJ「そのまんまの意味ですけど?」
YG「……こいつ、泣かせんな」
NJ「ヒョン…そんな大事ならどうして、こうやってひとりででも会いに来なかったんですか?
どうして傷付けて傷つけなきゃ愛せないんだよ!!
俺がどんな気持ちで諦めたかも知ってるくせに!!!
それでも、
ヒョンだから…ユンギヒョンだからさくらを
幸せにできると思ったんだろ!!!」
ユンギの胸ぐら掴んで、
こんな大声だすナム君を初めて見たから
驚きを隠せない
YG「俺だってずっと、怖かったよ!
信じてもらえてないって、愛されてないって…
試して…っ…
お前に失う怖さが分かるかよ!
もう愛想つかされるしかねーだろ!
俺が、幸せにしたかったに決まってる」
ゴンって鈍い音と吹っ飛んだナム君
人通りが少ないとはいえ、
これじゃ周りからかなりの修羅場だ…
ナム君は唇切ってるし、ユンギも泣いてるし…
「…ストップ…もうやめて…うち寄って」
カフェから徒歩7分をこれほど遠く感じたのは
初めてかもしれない
今日は、初めてだらけだ
YG「こいつの手当だけしてやって」
あの日のようにふらふら帰ろうとするユンギに
「だめ、ユンギも」
二人を連れて、エレベーターに乗り込む
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作者名:mint | 作成日時:2017年12月3日 13時