14 ページ14
なんとなく、かけ直す気になれなくて
でも掛け直さなきゃと、ボーッとしていたら
【テヒョン: 折り返さなくて大丈夫!
声が聞きたかっただけです!今日もお疲れ様!】
可愛いライオンがベッドで寝てるスタンプと
気遣うメッセージ
【折り返すとこだったのに、残念(;´・ω・)
遅くなってごめんね。
テヒョンもお疲れ様!ゆっくり休んでね。】
なんだか悪い女になった気分。
【着信 ; キムテヒョン】
思わず笑っちゃった
「もしもし?」
TH「あんなメッセージずるい!
もーう自分のバカバカ!ってなるし。
……おやすみ」
忙しい人だな(笑)低い声が心地よい
「うん、おやすみなさい」
それだけ言って、電話を切る
【編集長 : 愛してるのはさくらだけだよ】
そんな簡単な嘘と愛なんて言葉をかざさないでよ
テヒョンの声で眠れそうだったのに
……また眠れなくなった
ベクオッパが私の残り香を消して帰宅するように
私もベクオッパの香りを消すように
ファブリーズとアロマをいつもより強めに焚いた
ふと目に入った
化粧台にはっている黄色のポストイット
「貴方は、どんな人ですか?」
424人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mint | 作成日時:2017年10月24日 12時