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「ありがとうございます！もうお腹ぺっっこぺこで……
ぺろりと食べたらもったいないから、お家で食べます！」
YG「ん。じゃ、飯」
「え」
YG「誰かが終わるまで待ってたから、腹へった」
「誘ってるんですか？」
YG「おー。そーだ」
「ユンギさんて誰ともご飯食べないで有名なんですよ！」
いきなりしかめっ面になる
YG「あ？なんだよそれ。笑お前とは食ったことあんだろ」
「はっ、確かに！」
くくって笑いながら行くぞーって、慌てて追いかけて
会社をでると、運転席に座れ、と、あ、なるほど……
当然のように助手席に座るユンギさん
「車出勤してるならひとりの時は運転してますよね？」
YG「ん」
「じゃあなぜ」
YG「お前が俺の秘書になった時の、まー、予行練習だろ」
「嘘だ！絶対！めんどくさいだけでしょー！！」
バレた！みたいな顔してから笑うの反則でしょ。
お前のおすすめの店でいい。と言われたけどお酒飲めるわけじゃないし…たまに行く日本料理屋に連れていく
YG「ふーん」
「だめでした？」
YG「いや。意外だった、もっと騒がしいとこ行くんかと思ってたから」
「私、本来はとても物静かな人ですから」
YG「あ、すみませーん」
見事なスルーで注文してるし、、、まったく！
お腹すきすぎていたせいで、今ならいくらでも食べられる気がする
「美味しい……」
YG「口、詰めすぎ。ちゃんと噛め、ほら、水」
「…………」
YG「お前、今俺の事オヤジくさいと思ったろ？」
そーっと目をそらすと、
ちってわざとらしく舌打ちして拗ねてる
「ユンギさん、こっちの生活には慣れましたか？」
YG「元々、韓国育ちだ」
「それでも5年てやっぱり違うかなって」
YG「慣れるとか、仕事に追われてるから考えたことない」
「でも明らかに業務負荷なのでは？」
YG「そうでもない」
「はいはい、いつかちゃんと頼りになる部下になれるように頑張りますからね。今はメール転送しかお手伝いできませんけどーー」
YG「っ、……ちびリスのくせに生意気だろ」
少しだけユンギさんが心開いてくれてる気はした
ちゃんと私のマンションまでは運転させて帰っていく
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作者名：mint
| 作成日時：2023年12月12日 12時
