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午後の授業を受けながら
“(笑)なんか2人が兄妹みたいだね”って
ミナ先輩の笑い声と
……バカユンギのことを思いだしては
イライラしてきた
性格や波長が合うせいか、親達にですら幼い頃からユンギの妹みたいとよく言われていた
子供の時は、特別な気がしてそれがとても嬉しかったけれど、嫌になったのは………
当時、中3だったユンギが非常階段で
校内でも人気があった女の先輩とキスをしてるのを掃除当番で目撃してしまい
そこで初めて、ユンギオッパが好きだって
気付いてしまった時からだ
見られちゃったけどいいの?って笑ってる先輩に
はっきりと「あれは妹」だと言われたことに
腹が立って「妹じゃない、女としてユンギオッパが好きだ」とその場で叫んだら
「どーしたって妹だろ」
って…………
真顔で言い放たれた、なんとも苦い記憶
それ以来、
ユンギオッパにオッパをつけなくなったし
本人も何も言ってこない
会えば憎まれ口を叩くだけで
昔のように笑い合って遊ぶこともない
最初はナムオッパが仲直りさせようとしてくれてたけど、いつの間にか諦めてくれて、3年が経つ
それなのに
私は、まだ
前に進めないままなんだ……
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作者名:mint | 作成日時:2017年9月29日 20時