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｢綺麗…｣
JM｢明日までに色も仕上げておくから…来れる時、あったら…｣
｢え？｣
JM｢そこの花をいつも見上げてるって聞いたから……｣
｢確かに。いつも行き帰り、見てるかも;;;｣
JM｢………この前は、ごめん……て言いたくて、…｣
｢んーん、私もごめんね。
明日楽しみにしてるね、｣
JM｢…うん｣
バイバイと、手を振って病室をでたら
JK｢…………なにしてんの？｣
スケッチブック持ったチョン先生がいる
｢退勤ですけど｣
JKふーん、俺も。だけどちょっと色塗り教えてから帰ろうと思って…｣
｢そうなんですね、じゃあお疲れ様です｣
JK｢……飲み物差し入れくらいしたら？｣
｢残念です。もう退勤してるから先生の補助はしないんです。欲しいなら夜勤のナースへどーぞ｣
JK｢……じゃあなんでジミンに逢いに来てんだよ｣
｢仕事ではなく、友人として来ただけです｣
JK｢………………はっ｣
ガラガラ、
JM｢人の病室の前で、痴話喧嘩？｣
さくら.JK｢なわけ！｣
JM｢教えてもらわなくても平気、ふたりで帰んなよ｣
｢うん、それは嫌。じゃあね｣
JK｢こっちのセリフだわ、こんなブスと並びたくねーし！！｣
｢…楽しみだけど少し休み休みにね、騒がしくしてごめんね、また明日｣
ジミン君のサラサラな金髪にぽんぽんとして歩き出す
ブスブス言い過ぎなんですけど、
さすがにどーなの？！
ズカズカと歩いて、ロビーの花を見上げる
父がこの病院を建てた時から
いつも決まったお花屋さんに頼んで
決して枯らさない様にしている
“ねー、こんなど真ん中に、これは邪魔じゃない？！”
“さくら、父さんはね、病気で不安で苦しむ患者さんの色がなくなった世界に、キレイで温かい色を注いであげられるような病院にしたいんだ…”
ジミン君の、目には、何色に見えてるんだろう
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作者名：mint
| 作成日時：2021年1月28日 9時
