知りません、は通用しない。YG

３０ ページ30

JN｢よく言うよね、あいつはいっっつも現場に先に行って、よく危ない目にあって、命知らずめ！って何度怒ってやったか！あひゃひゃひゃ｣

｢…ソクジンさん、カンサナはどうして厳重な見張りから脱走できたんでしょうか。今どこで暮らして、どんな思いなんでしょうか…
事件はたくさんあるのに、そればかりに気を取られてしまいます｣

JN｢……うん、良い顔｣

｢え、？｣

JN｢そうやって警察官として悩んで苦しんで頑張ってれば、真実にたどり着けると思う。
権力しかないけど、協力できる事があればいつでも話しておいで？あの日の夜、君のご両親にも誓ったんだよ。いつだってこの子の力になってあげますって｣


｢ソクジンさん…｣

JN｢ふふ、…じゃあそろそろ帰ろうかな。残ったのはユンギにあげて？今度は料理作りにくるよ！(笑)｣


｢ありがとうございます、何かと｣



ソクジンさんを見送って眠る準備をすると、
YG｢たーいま、………何これ｣

｢あ、帰ってこれたんですか？これ、さっきソクジンさんが｣

YG｢は？ヒョンが来たの？｣

｢はい！こんなに色々と買ってきてくれて、話も聞いてくれたんです｣

YG｢そう、お前、俺の言いつけ守らず開けたな？｣

｢だって玄関の前で大きい声だすから〜。それで、事件はどうだったんですか？｣

YG｢成果はなかったから帰ってきたんだよーー
ほら、早く寝ろ、ガキ。…おやすみ｣

｢…はい｣

３１→←２９

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す