知りません、は通用しない。YG

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それから無言のまま、家に着いた

YG｢着替えたら戻る。明日お前が出勤する時に迎えくるから少し休んでろ｣

｢私も、一緒に戻ります。
役に立てないかもしれないけど…｣

YG｢どうやったって冷静にみえない。やめろ｣

｢だって！もう少しで何か情報が聞けそうだった！どうしていきなり、、あんなっ………！｣

YG｢毒盛られてたのは予想外だったな。それに今回、お前に似た証言者が現れてないのに気付いてるか？きっともうお前がこっち側にいることを知ってる、
この前までとは状況が違うんだよ！！！

…いいか？だからこそ、休んで、気持ち落ち着かせとけ。…上官命令だ｣





……そうですか。



ちょこんとリビングのソファーに腰掛けて、この1ヶ月で増えた私専用のクッションに描かれてるキャラクターに向かって


｢そんな言い方しなくてもいいじゃんかね、………やっと少しだけ進めると思ったのに｣

YG｢…………｣

｢家で仕事の話するな、とか言ったくせに上官命令！だって、ひどいね、クッキー｣

YG｢あーー、もうっ、わかった、悪かった｣

頭をボリボリかきながら
どかっと隣に座って

YG｢悔しいし、残念なのは一緒だ。
お前がガキだった頃は、結果が欲しかったしなんなら命すら惜しくなかった、だからひとりで無茶ばっかりしてた…けど今は護るものがあるから

……正直、俺も、焦ってんだわ｣

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