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忘れた事ない ページ13

5年前.

「ユンギ君て、思ったより喋ってくれるんだね、いつもイヤホンしてるだった」

YG「ん?あー、そう?
確かに普段…音楽ばっかり聴いてるから」

「洋楽?」

YG「そう、聴く?」

イヤホンを片方貸してくれると、意外や意外。
ハードなラップが流れてる


YG「すげー顔。俺もラップやりたいんだよ。
自分が作った曲で…なーんてな」


「えぇ、かっこいい!!!!
それってユンギ君の夢ってことでしょ?応援する」

YG「え…」

「ラップかぁ……」








ーーーーー




「すごいね、自分の夢に向かってずっと頑張ってたんだ」

YG「覚えてたのかよ」

「うん、忘れたことなかったよ。」

…って、もしもし?私、何言っちゃってんのよ

YG「ぶ、すげー顔。
俺も、
忘れたことなかったよ、さくらの事

突然、嫌われて
理由も聞けないまま離れちまったけど…


今、こうやって普通に話せてるから多分、お前が思うより俺けっこう浮かれてんだけど」

さっきまで標準語を使いこなしてたくせに、いきなりの大邱訛りで話し始める


「嫌ってたわけじゃない、よ」

海は広いな大きいな→←彼の本業とは



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作者名:mint | 作成日時:2020年8月16日 23時

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