にゃんだふる。４ YG

真冬の帰り道 ページ11

YG「寒くないか」

「はい、手繋いでるおかげですかね」

YG「ん」

「私、こうやって恋人と手を繋いで歩くのが夢だったんです…」

YG「な、お前は彼氏いた時ないわけ？」

「…ありますよーー」

YG「へー」

「でも、男の趣味が悪い。っていつも言われてて…結構ひどい恋愛しかしたことなくて
…実は、ミンに公園で初めて会った時も

仕事は毎日、疲れるし恋人にも…お前に飽きたって捨てられた時 だったんです」

YG「へー」

「だからユンギさんが付き合ってる人を大切にしたり、愛しそうに笑う姿をみてこんな男性もいるんだなって、羨ましいなって思ってました…」

YG「………もういい」

「え」

YG「お前に飽きたとか言ったやつのこと、今すぐぶん殴りに行きたい。けど捨ててくれたおかげで俺に惚れちゃったんだから……まぁ、良いか……」



ふふ、呟く時って大邱の方言になるの癖なのかな？


「ふふっ、」


YG「もう忘れろ、俺も他の誰かを大切にしてたとか忘れたから…」

「…笑。はいはい」


YG「…はい、は1回でいいんだよ」


繋いでる手の力が、ぎゅ、っと強くなって…
「ありがとう、ユンギさん」

YG「ん」

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