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三日月の夜 ページ1

「うぅ…今日も疲れたなぁぁ…」

今日の仕事は本当に、本当に、散々だった…
オッサンの様にコンビニでお酒とおつまみを買い揃え家に向かってトボトボ歩いてると


“にゃぁぁ〜”

……え?

突然ガサッと草から現れたのは






真っ白な猫





「びっくりした!君、なかなか見ない顔だね?」

“にゃぁ”

睨むように鳴いたから

「そっちこそ!って言ったでしょ?」

って睨み返したら


フッ、て鼻で笑うように何も鳴かず去っていくからそのまま後ろ姿を見送る
野良にしては綺麗だったけど迷子だったりするのかな?


その日から、
なんだかんだ公園に住処を決めたようで

「お、いたいた。お腹すいてる?」

ふらっと寄っては、準備してあるお皿とご飯を
差し出せば警戒することなく
私の足にすり寄ってから食べるのだ

ちなみに私は、ミン て呼んでる

「美味し?たーんと食べなっせ」

“にゃん”

「あーぁ、本当は一緒にさ、
家に連れて帰ってあげたいんだけどさ…うちはペット禁止なんだよ…しっかり洗ってあげたらもっと真っ白になるんだろうにね…」







そんな関係を始めて2ヶ月…








出会った日と同じような三日月の夜









「ミン?…あれ、、、、」









“こんばんは”

ミン、、だと?→



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作者名:mint | 作成日時:2019年5月18日 0時

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