これが運命なら。 JK

３２ JKside ページ32

JK side



JK｢とりあえず、風呂入ってきなよ｣

｢………そうする。｣









…いじわるしなきゃ、
襲っちゃうとこだったつーの









自分から離れたものの、１週間で死ぬかと思うほど…寂しくて会いたくて、不安だった
玄関から飛びついてきて、好きなだけ甘えてくるくせにヌナからは酒と男の匂いしかしなくて

抱きついたまま眠ってしまったさくらヌナを
俺の匂いに戻したくて自分のベットに放り投げる…


本当だったら、脱がせてシャワーかけてやりたいが…理性に勝てる気がしないから









JK｢…ふぅ…｣









俺はどうしたらいいんだろうって
ずっと考えてた


あんな風に想いを伝えるはずじゃなかった

困らせたかったわけじゃないし

気持ち悪いと思われなかっただけマシか、なんて
自分を慰めたところで

今回、実家に戻って

両親の顔をみながら
自分の気持ちがどれほど哀しませてしまうものか


JK｢許されるわけ…ないじゃんか｣









俺の匂いをつけたかったはずが

結局は、さくらヌナの匂いになった
ベットに倒れ込む









ただ、ひとつ気になったのが






幼少期のアルバム…
俺のは赤ちゃんの頃からあるのに、
ヌナのは幼稚園生？くらいの頃からしかなくて
JK｢ね、ヌナの赤ちゃんの頃のは？｣
って夕食の時、聞いただけなのに
母｢……え？なかっ…た、かしら｣
父｢押入れのどっかにあるだろ、｣



まるで聞いちゃいけない様な、、、






｢グクーーー？｣

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