３ YGside ページ12
久しぶりにゆっくり家に帰れる
朝からなんにも食べる暇すらなくて、正直今まで
ご飯に対してそこまで執着もなかった俺なのに
やっとあいつの飯が食えるとなれば話は別だ
もっといえば、
飯を食いながら、離れていた時間に何があったのか
お互い話すのが好きなんだろう
JM「ヒョンが、ニヤけてる……」
TH「おーぅ、さくらちゃんに会えるから」
JM「いいなぁー、リア充ってやつ」
うるせーぞ、クオズ
睨むと、ﾋｲｲｲｲｨｨｨｨ!!(゜ﾛ゜ﾉ)ﾉ去るふたり
JK「あ、シュガヒョン。
さくら三日前くらいから体調悪そうなんで
あんまりいじめちゃダメですよ？(笑)」
……は？
三日前……って毎日、連絡してんのか？
俺は……最後に連絡したのいつだろ
しかも体調悪そうって気付くとか、仲良すぎだろ
YG「……ん」
短く返事をして先にマンションで降ろしてもらう
久しぶりの我が家、電気もついてない
仕事？買い物？……
電気をつけたら、ソファーで眠るわけでもなく
ぼーっとしてあきらかに体調悪そうな愛しい人。
心配してかけよりたいのに、さっきのマンネの言葉に意地んなって……言葉が出せない。
なんで俺に連絡しないのか、いつから我慢してんだとか自分勝手に責めそうになる
「ごめん、帰ってくるの知らなくて、すぐ作るからちょっとま……っ」なんて無理をして起き上がろうとするさくらをみて、自分に呆れる
YG「はぁ……いい。食いに行ってくる」
頭冷やしがてら、ひとりでふらっと食べようと思ってたのに大通りにでたら
あいつが大好きなチーズトッポギを買って
食べれなかった時のために
お粥と、フルーツゼリー買って
……結局、自分の飯そっちのけで
あいつが食べたがるものを買い込んで帰ったのに
下手くそな嘘をついて
違う男からの着信がきてる電話を握りしめて
部屋にはいってくさくら
……ありえねー。
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作者名：mint
| 作成日時：2017年9月3日 21時
