いつまでも絡み合おう (ページ2)

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第一章～出会い～ページ2

A side

私はいつもそうだ。
彼女の後ろに立って、彼女が決めたことに従って、彼女の引き立て役で…

彼女が笑顔だったら私も自然に笑顔になれた。

嬉しかった。
みんなの中心にいる彼女が私の所にまで来て沢山話をしてくれて、友達を紹介してくれて､､､

なのに、どうして神様は私に意地悪するの？

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出会いは春。
高校２年生になった私は、部活に入ることなく日常を過ごしていた。

舞『A～！』

A『あ、舞。おはよう。』

舞『おはよう！』

この子は舞。
私の幼馴染み兼親友。

A『あれ？今日は部活ないの？』

舞『うん！今日は休み～』

A『そうなんだ。』

舞『ふふ(笑)久々にAと登校できて嬉しい～』

舞は常にみんなの中心にいて、引っ込み思案の私と大違い。
私と一緒に居て恥ずかしくないのかな…

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ｶﾞﾗｶﾞﾗ

クラス「舞/桜希(さん/ちゃん)おはよう！」

舞『おはよう♪』

女子1「舞ちゃんおはよう！」
女子2「舞！昨日のテレビ見た？」
女子3「舞様！！宿題見せてください！」

男子1「桜希、ペン貸して～」
男子2「桜希さん、この本オススメだよ！」

舞『うん、おはよう！テレビ見れてないんだよね～録画はしたよ。宿題は、わかんないところ教えるから言って？ペンは…はい、どうぞ。本？ありがとう！読んでみるね♪』

全員「…うん//」

こうやって、舞は人の懐に入るのが上手い。

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というより、今日は何だか二年のクラスが騒がしいな。

舞『ねぇ、A今日って何かあるっけ？』

舞も思ったんだ。

A『わかんないけど…』

？『今日は、転校生が来るんやって！』

舞『そうなんだ～それより、おはよう…

流くん。』

流星『ん、はよ。舞。』