遠くのバラより近くのタンポポ (ページ7)

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陸ページ7

「…善逸…？」

「えっ？…Aちゃん？Aぢゃぁぁぁぁぁん゛！！！！
えぇぇ！どうしてここにいるの？？元気だった？？って元気じゃないからここにいるのよねぇ？ごめんなさいねぇ？大丈夫？？まさか、Aちゃん死なないよね！？！？再開してすぐ死んじゃうなんてことないよね！？！？まって、その前に俺が死んじゃうかもしれないんだったぁぁぁぁぁ！！！！いやぁぁぁぁぁぁ！！！！！！」

何てうるささなの！？！？いや、うるさすぎじゃない！？！？

久しぶりに会った善逸のうるささときたら…。
いや、もしかして、前からこんなにうるさかった…？久しぶりで忘れているだけ…？
いや、確実に前よりうるさい！！！

「ぜんい…」

「善逸さん！静かにしてください！！何度も説明しましたよね？ちゃんと薬を飲んで、お日様の光をたくさん浴びれば、後遺症も残らないんです！」

「本当に本当に本当なの！？！？それ、どういう原理なの！？信じられないんだけどぉぉぉ！！！！」

善逸のあまりのうるささに、何となく申し訳なさと、懐かしさが募った…。

「いいから、落ち着いてください！！
Aさん、善逸さんのお知り合いですよね？」

「は、はい、そうですけど…。」

「では、この人のことお願いしてもよろしいですか？私では手に負えません。
1日5回、この薬を飲ませてください。」

「わ、わかりました…。」

よろしくお願いします、と言って、アオイさんは部屋を出て行ってしまった。

アオイさんの手に負えないって…善逸…すごいな…。