伍 ページ6
「はじめまして。私は胡蝶しのぶです。調子はどうですか?」
しばらくすると、アオイさんがしのぶさんを呼んできてくれた。
「傷がまだ痛みますが、元気です。ありがとうございます!しのぶさん。」
「いえいえ、傷が癒えるまでここでゆっくり休んでくださいね。」
善逸が見たら失神してしまうんじゃないかと言うほど、可愛らしいしのぶさん。
少々何を考えているか読み取れないが、女神の様に美しい。
「はい!そうさせていただきます。」
「はぁ〜〜〜」
久しぶりに布団の中でゆっくりと過ごせている気がする。
このところ、ずっと任務続きで、休む時間はほとんど無かった。
暖かい日の光の所為で眠くなってきたAだったが、善逸と祖父にしばらく文を書いていなかったことを思い出し、筆を持つことにした。
こんな日が2、3日ばかり続いていたころ、屋敷の中がバタバタと騒がしくなった。
???どうしたんだろう???
突然、ガラッと扉が開いた。
「すみません、負傷者が多くて部屋がいっぱいになってしまったので、こちらにも何人か人を入れたいのですが、よろしいでしょうか?」
「もちろんです!私のことはお気になさらず。」
「ありがとうございます。」
そう言って、アオイさんは急いで部屋を出て行ってしまった。
相当忙しいのだろう。そんなにたくさん負傷者が出ているなんて…何かあったのだろうか。
少し不安に思っていると、
「こちらにお願いします」
と、アオイさんの声が聞こえると同時に、隠達が入ってきた。
「ごめんね。弱くって。」
「うわぁぁぁぁん!!ねぇ、本当にこれ治るの!?俺本当に助かるの!?ひぇぇぇぇ!!死んじまう〜〜〜〜〜!!!!」
この声…この騒がしさ…、
「…善逸…?」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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作者名:春風の通り道 | 作成日時:2020年3月24日 21時