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参拾漆 ページ38

煉獄さんの死から、4ヶ月が過ぎようとしていた。

師範に稽古をつけてもらいながら、合間に入る鴉からの指令に従い、鬼を狩るという毎日を送っていた。




そんなある日。




「おい、A!派手に共同任務だ!」

「…え?」

稽古に休憩中、伝えられた。

「私と師範が…ですか?」

「あぁ、雛鶴たちを遊郭に潜入させているだろう。定期連絡が途絶えている。」

「そんな…!」

雛鶴さんたちは…無事なのか…?

いや、考えても仕方がない。そのつもりで動くしかない。

いつもよくしてくれた師範のお嫁さんたち…絶対に助けるんだ!!
大丈夫…師範もいる。私も前よりもずっと強くなった…!きっと、戦える…!



それに何よりも、あんなに辛そうな、悲しそうな師範は見たことがない。



師範、大丈夫です。お嫁さんたちはきっと無事だから。またこの屋敷に5人で戻りましょう。









Aは今回の任務が、どれだけ危険で厳しいものか、すぐに理解した。
柱である宇髄が動くこと、優秀なクノイチである雛鶴たちが捕われたこと、そして何よりもAは直感で嫌な気配のような物を感じとっていた。




十二鬼月なのだろう………。

ただ、それだけじゃなくて他に嫌なことが起こる気がする………。




Aは自分の勘が外れることを必死で祈るしかなかった。

参拾捌→←参拾陸


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  • 恋愛運: ★★★☆☆
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  • 全体運: ★★★☆☆

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革ベルト

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伊黒小芭内


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作者名:春風の通り道 | 作成日時:2020年3月24日 21時

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