参拾参 ページ34
「えぇーーー!!!これ全部俺に!?!?」
「うん、善逸だけじゃなくて、炭治郎と伊之助にもだからね。」
嬉しそうな善逸を見て、やっぱりたくさん買ってきて良かったと思った。
「ありがとう!Aちゃん!俺も饅頭貰ってきたから食べてね!」
「ありがとう!」
まぁ、善逸が貰ってきたっていうお饅頭が、無断で取ってきた物だったっていうのは、アオイさんに怒られるまで知らなかったんだけど。
「あのさ、Aちゃんって、その、好きな人とか、こ、恋仲の人って、い、いたりするー…??」
突然なにを言い出すんだ??
「…どうしたの急に?別に、いないけど…。」
「そっか〜!!いやぁ、なんとなく!なんとなくだよ?鬼殺隊に入って結構経つし、Aちゃんにそういう人っているのかなぁって気になっただけ!うん!それだけ!」
変な善逸。
はっ!もしかして!
こいつこの歳にもなって、好きな男の1人すらいないのかよ。だる。
みたいな感じ!?!?やだぁ!!!ごめんね!!!一途にあんたのこと好きよ!!!!
いやでも、さすがにやばいのかもしれないよね。私も一応、年頃の若い娘なんだし。
「…まぁ、気になってる人はいなくもないけど…。」
「えっ!?そうなの!?!?」
小さい声で言ったつもりだったが、耳の良い彼にはしっかりと聞こえていたようだ。
あなたよ…。
なんて本当の言葉は飲み込んで、
「なんてね!」
なんて嘘を付く。
「もう!!びっくりした!!」
って驚く彼を私は今日も愛してる。
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革ベルト
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伊黒小芭内
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作者名:春風の通り道 | 作成日時:2020年3月24日 21時