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弐拾捌 ページ29

私は、師範となった宇髄さんの下で、鍛錬をしながら、任務をこなす…という毎日を過ごしていた。



善逸たちとは、文を送りあったり、たまに会いに行ったりしていたが、炎柱である煉獄さんと共に、任務に向かうという連絡があってから、それ以来、文は届いていない。



「よし、A!派手に休憩だ!」

「はい!」

順調に強くなれているかな…?

それにしても、善逸たちは大丈夫なのだろうか…。柱と共に任務…柱が動かなければならないということは、十二鬼月の可能性が高いのだろう。いくら煉獄さんがいるとはいえ…。文も届いていないし、心配だ。

「おい、A。お前、派手に元気ねぇな。好きな男と喧嘩でもしたか?」

「え…そうですか…?いや、喧嘩では無いんですけど…。って!好きじゃないです!違います!」

「まぁ、そう照れるな。どいつだ?言ってみろよ。」

ニヤニヤしながら言う師範にムカついて…。
いや、善逸のことを話題にされて動揺してのだろう。冷静になれなかった。

「だから!そんなんじゃありませんって!」

冨岡はやめておけ。たぶんあいつはムッツリだ。死不川か!?あいつは…。

なんていらない情報を無駄にべらべら喋る師範を無視していた。

「まぁ、お前はこの天元様の継子だからな!ド派手な奴じゃなけりゃ、認めないぜ?」

一体誰目線なのか…。

まぁでも、善逸はビビリだけど、うるさいし、金髪だし、寝たら強いし…派手と言えば派手…かな…。
って!何考えてんの!?しっかりしろ!私!
最近会えてないからおかしくなってるだけ!絶対そう!

自分にそう言い聞かせていると、師範のカラスがやってきた。

「ん?どうした?」

弐拾玖→←弐拾漆


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革ベルト

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伊黒小芭内


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作者名:春風の通り道 | 作成日時:2020年3月24日 21時

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