遠くのバラより近くのタンポポ

弐拾漆 ページ28

「Aちゃんのこと、大好きだからさぁ、俺。」

あぁぁぁぁぁ！！何言っちゃってんの俺！？！？
いや、本当のことだけどさぁ、もっと雰囲気とか、タイミングとかあるでしょ！？！？
もぉぉぉ！！Aちゃん、めちゃくちゃびっくりしちゃってるじゃん！！終わったーーー。俺の恋は散ったわ。呆気なく。
いぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁだぁぁぁぁぁ！！！！！



「私も大好きよ。」

えっ、ちょっと待って。この人絶対分かってない。
俺の好きと、Aちゃんの好き、絶対一緒じゃないからね！？
でも大好きって言ってもらっちゃった〜〜〜！！
やっぱりAちゃんって天然なのかな…。まぁ、そんなとこも好きだけどさぁぁぁ！！！



俺を守ってくれるって言ったAちゃんの笑顔は、優しくって、どこか儚い美しさがあった。



あぁ、やっぱり好きだなぁ…。








2人の想いが交わるまで、まだまだ時間はかかるようで…。

弐拾捌→←弐拾陸

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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伊黒小芭内

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