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弐拾壱 ページ22

「俺は“宇髄天元”。音柱だ。派手派手だ!」

「私は、桑島Aです。
それで、早速なのですが、どうして私を呼んのか、お話していただけますか?」

「あぁ〜、それはだなぁ…」

“下弦の参” 私が倒した鬼は、“十二鬼月”と呼ばれる、鬼の親玉“鬼舞辻無惨”の直属の配下で、他の鬼とは抜きん出た実力を持つ鬼だった。
そして、鬼殺隊で最高位の剣士、柱になるための条件が、十二鬼月を倒すことらしい。

宇髄さんは、分かりやすく説明してくれた。

「そこで、十二鬼月を倒したっていうお前に目をつけた!






お前、俺の継子にならねぇか?」







「…えっと、その…、継子っていうのは…?」



「はぁ。」






私の無知さに呆れながらも、宇髄さんは「柱の直弟子だ」と、教えてくれた。



「お前は雷の呼吸の使い手だろう。俺はその派生の“音の呼吸”の使い手だ。
俺の継子になれば、得られるものは大きい。お前はさらに強くなれる。柱にも近づけるだろう。
どうだ?ド派手なアイデアだろ!」

さらに強く…。

私は、善逸を守りたい…。
そのために、強くなるということは“絶対条件”なのだ。

それに、おじいちゃんとの約束を果たすための近道にもなる…。柱に、鳴柱に…。

こんな絶好のチャンスは滅多に回ってこないだろう。迷うことはない。迷っている暇さえない。



「よろしくお願いします…!」

「そう言うと思ってたぜ。」

「天元様〜!よかったですね!」

「よろしくな!」

「Aさん、そうと決まればこの屋敷に住む準備をしないとですね!」

須磨さん、まきをさんに雛鶴さん…。元気だ…。

ん?というか、

「えっと、私は、住み込み…なんですか?」

「あぁ、派手にな。」

「ははは…」

派手の意味は分からなかったが、期待と不安で、笑うしかなかった。

弐拾弐→←弐拾


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革ベルト

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伊黒小芭内


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作者名:春風の通り道 | 作成日時:2020年3月24日 21時

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