拾壱 ページ12
全員が回復のため、休息の毎日を送っていた。
そんなある日、お見舞いにやって来た者がいた。
「よっ!」
「村田さん!」
村田さんは、善逸達が戦った那田蜘蛛山での仔細報告のため、柱合会議に参加させられたらしい。
「地獄だった…怖すぎだよ柱。」
善逸も村田さんのことを知らないようで、ぽかーんとしていたが、私たちは、ぼーっと2人の話を聞いていた。
「あー、そういえば。鈴の髪紐を付けた、雷の呼吸の女隊士って知ってるか?」
ん?それ、私のこと…?
Aは髪紐を首に縛り、首飾りにしていたため、村田も炭治郎も気付かなかったのだ。
「えっ、それってAちゃ…ムグッ!」
私は慌てて善逸の口を塞いでにらみつけた。
「どうした?2人とも?」
「ううん、何でもない。」
面倒なことである事は聞かなくてもわかる。おとなしくしておくに越した事は無い。
「まぁ、知らないよな。なんでかは知らないんだが、音柱がその子のことを探してるらしくて…。」
えぇー、私何かやらかしたぁぁぁ!?
いや、何もしてないと思うんだけど…。
やっぱり私だって事は黙っておこう。うん、そうしよう。
そんなことを考えていたら、善逸がコソコソと話しかけてきた。
「Aちゃん、いいの?多分Aちゃんの事でしょ?」
「まぁ、そのうちばれると思うし、何か面倒なことになりそうな気がするから、内密にしといて!お願い!善逸!」
「う、うん、分かった…。」
「ありがとう!」
あまり納得はしていなさそうだが、善逸は黙っていてくれるようで、Aは安心した。
一方、善逸は、
もう、何あれ!上目遣いでお願いされたらさぁ、聞くしかないでしょ!?可愛すぎ!!もう絶対反則!!!ずるいわ!!!ずるすぎ!!!!
Aの無意識の可愛さに悶えていた。
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作者名:春風の通り道 | 作成日時:2020年3月24日 21時