君が残したもの《亜_於》2

離さない ページ45

Aside




弱いから..なんて関係ない。

正直に言うんだ、亜嵐に。



..って言ってどうなる？

それから亜嵐と別れるの？


嫌だよ、別れたくない。


..言うメリットがない。




デメリットしかなくないか。

だって..え、だって。




でもマリに話してって言われたけど。


いや、保留にしよう。



来た道を戻る。







玲於「Aちゃん！！！」







もうすぐで家に着く..ってときに

前から玲於くんが息切らしながら

名前を呼んでくれる。







A「玲於くん？どうしたの？？」


玲於「..俺から離れていくんじゃないかって思って..」







わたしが玲於くんから離れていくわけ無いのに。







A「離れないよ、玲於くんだって離さないよって約束してくれたじゃん」


玲於「..良かった。」







未来が見えない恋なんてはじめてだよ。

こんなに惹かれたのもはじめてだよ。







玲於「夜、危ないよ。」


A「ごめんね、破っちゃった。」








手を繋いで歩き出す



これからさき、どうしようかな。

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