君が残したもの《亜_於》2

完璧なラベル ページ36

一緒に帰るのはやめとこうってことになって、数ヵ月前からひとり帰り。



今日も風呂入って、テレビみて、


..あ、Aちゃん来るんだよね。



急いで風呂入んないとくせーわ。




帰って急いで風呂入って

ご飯も食べずにAちゃん待ち。





ラインしたらうざいかなとか思いながら

携帯と格闘してたら



ピーンポーン。


あ、絶対Aちゃん。




玄関のドアを開けたら

思い通りAちゃん。




お風呂入ったらしくて

ストレートの前髪に低いところでお団子してる髪の毛。



シャンプーの匂い漂ってきていい匂い。


色気あるよな、同い歳なのに。


こういうところに惚れたんだよ。



..まあ全部なんだけど。






玲於「どうぞ」


A「どうも」






リビングに向かったAちゃんの後ろ姿。


足長いし、触ったら気持ち良いし、

小顔だし、髪の毛さらさらだし、

良い匂いするし、

洋服とかその他もろセンスいいし、

お料理もおいしいし、

寂しがりやの所はあるけど

そういうところが俺を惹きつける。



一見、完璧のラベル貼られてるけど

ちょっと抜けてて面白いところあるし



俺にはもったいねぇよな。


ソファに座って





A「お腹すいたー。」


玲於「俺もー。」


A「なんか作ってもいい？」


玲於「え、作ってくれんの。」


A「うん」


玲於「嬉しいな、」


A「2回目だけどね」






さあ、作ろうかなって

立ち上がったAちゃんの腕見ると








玲於「あれ、時計は？」


A「外してきちゃった、お風呂はいったし」


玲於「そっか。」







でも俺があげたブレスレットしてくれてるから

特別感があって嬉しい。

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