君が残したもの《亜_於》2

染められたくない ページ40

丁度お風呂から上がったら

ピンポン。




どうせマリだから上半身裸でいいか。

下はせめて履こう。





それで玄関行ったら




玲於「はいどうぞー」


マリ「玲於..好きだよ」







マリから降ってくるキスの嵐。








玲於「んっ..ちょっと待ってよ、マリ。焦りすぎだって、何、どしたの」


マリ「玲於っ..好きだよ、愛してるよ」







いつもと全然違うんだよ、何、







玲於「だから何があったんだっつってんだろ」


マリ「別に..何もないけど」






このままだとマリ色に染められそうで。

俺はもうAちゃん色に染まってるから



多分マリは分かってると思う。

俺がもうAちゃん色に染まってること。



だから今日こんな自分色に染めようとして







マリ「わたしからの愛は迷惑？」


玲於「っ..」






正直迷惑だけど、本人を目の前にして

迷惑。なんて言えなくて。







マリ「正直に言って」


玲於「迷惑..迷惑だよ」








なんかもう全てが今

終わった気がした。









マリ「浮気する男は嫌い、奪う女は..」


玲於「さっきから何いってんの」








多分マリをこうやって狂わせてしまったのも

俺だし、Aちゃんにこういう関係迫った


のと俺。




全部俺なんだよ、悪いの。

マリside→←悪い癖

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す