君が残したもの《亜_於》 (ページ3)

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お揃いページ3

昨日亜嵐とお買いもの行って

余韻がほんとにすごい

お揃いは

腕時計。亜嵐と色違いの。

でも金欠になっちゃったな

高かった。

亜嵐は俺が払うって言ってたんだけど

それはさすがに申し訳ないなって思って

「その時計かわいいね」

隣のわたしの教育係

"岩田剛典"先輩

A「昨日彼氏とお揃いで買ったんです」

剛典「そうなんだね、だからさっきから時計ばっかり見てるんだ。笑てか高そ～」

わ、そんな見てたかな

A「ごめんなさいっちゃんと仕事やります！」

剛典「えらいなぁ、頑張れ」

岩田先輩はやらないのかな、笑

って思って右向くとしっかりやってる。

流石だな。

.

.

.

剛典「Aちゃん、お昼の時間だよ」

え？もうそんな時間？

早いなあ

A「早いですね～」

剛典「あ、来たよ、Aちゃんの友達の、えーっとね、名前..ルカちゃんか！」

当たりです。

ルカ「A！食べに行こ！」

A「うん！行く！じゃあ岩田先輩お先に」

剛典「はいよ～」

.

ルカ「エレベーター全然来ないね」

A「階段から行く？笑」

ルカ「無理でしょ笑」

そう。ここ18階。

だから下がるのに結構時間かかる

でもエレベーターがなかなか来ないなら

ルカ「あー、やっときた」

エレベーターの扉が開くと

ちょこんって小さな男の子がいて

小さいって言ってもわたしより全然

背高いんだけど。笑

そしたらその子

「あ、すいません。俺降りますね」

ルカ「別に降りなくていいよ、ね？」

A「うん。別に降りなくてもね？」

「あ、じゃあ、ありがとうございます」

なんだか可愛い子だな

エレベーターに乗り込もうと

してその子の社員証を見ると

"佐野玲於"

あ、確かわたしの友達の彼氏

れおって名前だった気がする

この漢字で書くっていってたような

まさかね、、この子なわけないよね

玲於「あっ、じゃあ失礼します」

社員食堂の階でおりた彼

なんだかもっと一緒に居たかったな、なんて

ルカ「可愛い子だったね。」

A「ね。新しい感じした。」

新入社員的な、笑