にじゅうろーく ページ26
DREAMの住んでいる宿舎を前にしてドアノブを握ったまま未だに中に入れていない私。
きっとドンヒョクへの罪悪感が今更押し寄せてきてるんだと思う。
止められた時点でやめておけば良かった、なんてもう手遅れだよね。そんなの自分が1番分かってる。
でも、この中には高熱で苦しんでるジェミンが居る。
自分の担当してるアイドルの体調をこれ以上悪化させるわけにはいかない。
私はただ看病するためだけにここに来たんだ、余計なことなんて考えなくていい。
それに私はドンヒョクと付き合ってるんだから…大丈夫。
覚悟を決めて宿舎の中へと足を踏み込む。
ジェノに聞いたとおりの部屋の前に立ち、一度深呼吸をしてからドアをノックする。
『ジェミン…？Aだけど…誰も空いてる人が居なくて代わりに看病に来たよ』
するとドアがゆっくりと開き、中から見るからに具合の悪そうなジェミンが顔を覗かせる。
体調のせいか、はたまた私の気のせいか。
いつも以上に寂しそうな目をして見つめてくるジェミンから目を逸らすことができなかった。
というか私が逸らしたくなかった…
「A……？ほんとにAなの？」
『うん、そうだよ』
「来てくれると思わなかった…」
そう言うと私に抱きついてくるジェミン。
ここで離したら良かったのに私は静かに全てを受け止めた。
ジェミンと少し触れ合うだけで私は自分の本能に逆らえなくなってしまう。
頭の中ではダメと分かっていても体が勝手に動いてしまうんだ。
私の意思なんてそんなものでしかない。
『とりあえず、ベッドに寝てて…？辛いでしょ…』
「うん」
ジェミンのことを支えながらベッドに連れていきゆっくりと寝かせる。
横になった瞬間にぐたっとする姿を見ると本当にしんどかったんだろうなって思う。
すると顔を真っ赤にしながら苦しそうに息を荒げ始めた。
ぼーっと眺めてるだけじゃだめだ。
私は今日看病をしに来たんだから…とりあえずタオルとか持ってこなきゃ。
頭がいっぱいいっぱいになって部屋を出て行こうとすると後ろから腕を引っ張られる。
「…行かないでっ……行っちゃやだっ…」
『でも…ジェミン苦しそうだからタオルとか氷とか持ってこないと……』
「……Aが居てくれるだけでいい…」
そんな愛おしそうに私を見つめないでよ…
私はもうドンヒョクの彼女なのに。
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まろん*(プロフ) - コギデスさん» 初めまして🙌やっぱりチソンくんのピュアっピュアも捨てがたいですよね🤔 (2022年2月10日 17時) (
レス) id: dc89e45ba6 (このIDを非表示/違反報告)
まろん*(プロフ) - エマさん» 初めまして🙌ドロドロ好きとは私と趣味が合いますね😊 (2022年2月10日 17時) (レス) id: dc89e45ba6 (このIDを非表示/違反報告)
まろん*(プロフ) - まいこさん» 初めまして🙌私の得意なドロドロ…頑張ります(◍′◡'◍) (2022年2月10日 17時) (レス) id: dc89e45ba6 (このIDを非表示/違反報告)
まろん*(プロフ) - リュイさん» 新しい扉を開くお手伝いができて嬉しいです(´﹀`)病み病みジェミンくん良いですよね、私もお気に入りです🤭 (2022年2月10日 17時) (レス) id: dc89e45ba6 (このIDを非表示/違反報告)
コギデス(プロフ) - まろんさんはじめまして(TT)チソンのピュアピュアの方を見てみたいです(TT) (2021年10月3日 10時) (レス) @page34 id: bd734caa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろん* | 作成日時：2021年1月26日 23時
