じゅうろーく ページ16
JK side
今日は凄く体調が悪かった。
僕だけじゃない。
他のメンバーもいつもより元気がなかった。
でも、SMAはとても大事な授賞式だし、なによりARMY達に心配をかけたくなかった。
ヌナにはすぐバレちゃったけどなんとか誤魔化した。
案の定ステージではいつもよりだるかった。
歌はまともに歌えないし、激しいパフォーマンスで息は上がるし大変だった。
けど、ARMY達が喜んでくれてる…それだけで僕は良かった。
スピーチするときも具合が悪くてずっと下を向いていた。
それでも僕は、メンバーやARMYに日頃の感謝の気持ちを伝えるためにマイクの前に立った。
そこまではまだよかったんだ。
最後の全体での写真撮影。
何枚か写真を撮り立ち上がろうとするとフラつき転んでしまった。
早く楽屋に戻りたい……
ステージから降りると力が抜け、そのまま倒れた。
1人では立ち上がれないくらいしんどくてスタッフの人に支えてもらいながら歩いた。
ステージ裏に行くとヌナが居た。
僕は安心したのかそこで意識が途切れた。
・
・
・
目が覚めると僕は楽屋のソファーに横になっていた。
手に温もりを感じ見てみるとヌナが手を握ってくれていた。
『起きた……無理しないでよ…ほんと……』
「ごめん、ヌナ……」
『みんな心配してたんだからね…』
と言ってヌナが涙を流した。
あぁ、僕、ヌナを泣かせてる。ヌナのことを悲しませてる。
「ヌナ、泣かないで…？僕はもう大丈夫だから…」
『大丈夫じゃない…』
「大丈夫だってば〜」
心配そうに僕を見つめるヌナを僕は抱きしめた。
自分の服がヌナの涙で濡れていくのがわかる。
YG「あー、ちんちゃ…」
JN「…僕、あの2人すっごいお似合いだと思う……」
NJ「やっぱりジョングガに1番効く薬はAヌナなんですね…」
HS「さっきよりも顔色良くなってるし安心した。」
JM「グガが幸せなら僕は応援しようかな。」
TH「Aヌナといる時が1番幸せそうだしね…」
ナムジュニヒョンの言う通り僕に1番効く薬はヌナなのかもしれない。
少し大袈裟な気もするけどね。
僕はヌナのことを泣かせてばかりだ。
だから今度は僕がヌナの1番の薬になって傷を癒やしていく番だと思った。
僕達の活動がもう少し落ち着いたら僕はヌナにもう一度………
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 475人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まろん*(プロフ) - ゆうな TH JKさん» ありがとうございます！引き続きこのお話をよろしくお願いします！ (2019年4月4日 23時) (
レス) id: dc89e45ba6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな TH JK(プロフ) - すごく良かったです。第1志望に受かったの良かったですね。 (2019年4月4日 22時) (レス) id: 7a1d937b96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まろん* | 作成日時：2019年1月11日 23時
