【ハイキュー】縁下のいとこちゃん (ページ9)

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7話ページ9

夢主side

縁下家の玄関へ入り、ドタドタと廊下を走りリビングに行く。そしてチカちゃんの名前を呼ぶが＿

縁下「うるさい！！もち太やっと寝たんだぞ！！！」

と、小声で詰められた。

そうだった。もち太はチカちゃんの弟で、まだ2歳になったばかり。お昼寝も必要なのだ。

急いでもち太に目を向け、まだ寝ているか確認して謝る。

『あ、そうなんだ。ごめん〜』ｺｿ

縁下「分かればいいよ。で、どうした？」ｺｿ

『うん、ちょっと廊下出よ』ｺｿ

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廊下にて

縁下「で、どうしたんだよ？今日は久々におばさんと1日中一緒に居られるんじゃなかったのか？」

『うん、一緒にたくさん遊んだよ！帰ってからも遊ぶ！でもその前に、これ、チカちゃんに作ったからもらって欲しくて！』

縁下「俺に？」

『そう！あのね、おばさんから聞いたよ、おむすびのこと。』

縁下「！」

『あれ、考えてくれたのチカちゃんなんでしょ？』

縁下「別に、料理のことまでは言ってないよ。ただAがなんか元気なさそうだから、なんかしてやれないかなと思って相談しただけ。それに俺結局なんもしてないし。」

『そんなことないよ。チカちゃんがおばさんに相談してくれなかったら、私が料理することなんてなかったし、家族との時間も増えてなかった。それに、料理してる間もち太がキッチンに行かないように遊んでくれてたじゃん』

縁下「！気づいてたのか」

『もちろん！』

『だからこれは、私の感謝の気持ち！です！』

と、両手でクッキーの袋を差し出す。改まって言うのが少し恥ずかしくなり、思わず下を向きながら敬語で話す。

手の上から袋が無くなった感覚に顔を上げると、少し照れ笑いをしたチカちゃんが。

縁下「ありがとな。」

『！うん！！』

渡せてよかった。