【ハイキュー】縁下のいとこちゃん (ページ32)

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30話ページ32

夢主side

それから時は過ぎ、私は3年生になった。
相変わらずチカちゃんやもち太とゴロゴロしたり、はじめやとおるとバレーしたり。時々誠にぃにバレー教えてもらったり、あとは料理三昧。

そういえば研磨とは文通をするようになった。あまり頻繁にはやり取りしていないけど、たまにする話がとっても楽しい。この間はチカちゃんもやってるゲームの隠しダンジョンを見つけたと教えてくれた。さっそくチカちゃんに自慢すると、自分で見つけたかったと悔しそうにしていた。へへん、私の最後に残してたイチゴを食べるからだ。食べ物の恨みは怖いんだぞ。

そんな私は今、この辺りでは大きめな図書館に来ている。
理由はもちろん、あらたなレシピを求めて！！
でもここで問題発生。面白そうな本は見つけたんだけど、、、背伸びしても全然届かないところにその本はあった。とりあえずジャンプして届かないか試してみるが、やっぱり届かない。どうしよう、、。ぐぬぬと悩んでいると、突然後ろから腕が伸びてきた。

『えっ』

その腕は私が取りたかった本を持つと後ろに戻っていった。自然と腕の行方を見るために私も後ろを向く。するとそこには

？｢欲しかったのって、これ？｣

私より少し背の高いメガネの男の子だった。

『あ、うん！これだよ！』

？「よかった。じゃあ僕はこれで」

終始真顔で言った男の子は本を渡してくれて、受け取ったのを確認するとそのまま去っていった。
あまりに一瞬のことで、私がほおけている間にもう男の子の姿は無くなっていた。

『あ、お礼言ってない、、、』