【ハイキュー】縁下のいとこちゃん (ページ28)

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26話ページ28

研磨side

ｶﾞﾗｶﾞﾗ
戸の閉まる音がした。気づいた時にはAはもう居なくて。
俺は思わず下を向いてしゃがんだ。

研磨「〜。反則でしょ。」

先程の笑顔を思い出す。
数時間しか話してないけど、話してみると同じテンポで話すAといるのはとても心地よかった。もっと仲良くなれたらいいな。

そう物思いにふけっていると、背後から視線を感じる。
この感じ。見なくても分かる。

研磨「はぁ。後ろで何してるの、母さん」

孤爪母「あら、バレちゃった？」

ニヤニヤしながらリビングの扉から顔を出している母。

研磨「もう。そんなんじゃないから。」

孤爪母「え〜？私まだ何も言ってないわよ〜？」

と、口に手をやりながら言う母さんに思わずため息が出た。

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夢主side

それから私は度々研磨の家に遊びに行っている。

研磨にも遊べない日があるのは分かるのだが、そういう日は念入りに来ないように言われる。

研磨「明日は用事があるから遊べない。うちの前も通らないでね。通っても素通りして。」

『なんで？』

研磨「なんででも」

なんでなんだろう。全然教えてくれない、、。
でも見られたくないこともあるか、と思うことにして、研磨と遊ばない日は家で料理三昧だ。

そうこうしているうちにあっという間に時間は過ぎ、明日は宮城に帰るので研磨に最後の挨拶に来た。

『次は冬休み遊びに来るね！』

研磨「分かった。待ってるね。」

と約束し、東京に別れを告げた。