ぼくときみは。(緑) (ページ3)

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執事さんページ3

雅斗が本当に居たなんて。

トントン、と扉が叩かれた。

「はい」

私は返事を返す。

「失礼します。」

そういい、執事の本田が入ってきた。

「朝食の準備が出来ました。
下にいらしてください。」

「わかったわ。」

そういい、私はベットから降りようとした。

しかし、貧血?でうまく動けなかった。

「A様？大丈夫ですか？」

本田は顔をのぞき込んできた。

意外と整っている顔。

メガネの下に、くりくりお目目。

考えてみると、ここの執事はイケメンばかりだ。

「A様？私の顔になにか付いていますでしょうか？」

「いや、何でもないわ。本田」

「左様でございましたか。」

そういい、本田と一緒に下に降りた。

「おはようございます。A様。」

執事達が挨拶をする。

「おはよう。」

「A様。新しい執事が入っております。」

そう、執事の勇翔が言った。

「今紹介しても大丈夫でしょうか。」

「ええ、よろしくってよ」

そう言うと、執事の土田...いやナスビが

ドアを開けた。

ｷｲｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

そこには...

「はじめまして」

昨日の男...

「A様。」

まさしく...

「"吉原雅斗"」

がいた。

「これからよろしくお願い致します。」

雅斗は、怪しく、美しい顔で微笑んだ。