【HUNTER×HUNTER】一筆遊戯【男主】

遊戯26 ページ31

「…ね？こっちの方が良かったダロ♥️」

まぁ、少し予想外だったわけなんだけどね♠️と足を引きずりながら此方に向かってくるヒソカ。


「ボクもキミには“防御”面において欠点があると感じていた。でも、今のではっきりした♠️
キミの大きな弱点。“接近戦に弱い”ってこと♥️」


まぁ、キミの身体能力が、あればすぐに克服しそうだけどねと付け足す。


『接近戦…か。最近やってなかったしなｧ…。』


まーるかいてどーんで大抵はなんとかなっていたことが裏目に出たらしい。

次の依頼はかの有名な“暗殺一家への家庭訪問(仮)”。例えるならゲームjobでお馴染みの“アサシン”だろう。
そして、“アサシン”といえば接近戦…。
つまりはそういうことである。

……あれ？俺ピンチ？


──ピピッ


そこまで考えたところでタイマーが鳴る。
90分たったようだ。
残りは半分。90分。


『…んふ…ふふふふふっ』


訓練にも関わらず血が滾る。
自分がピンチに陥る想像だけでイっちゃいそう♥️
ホントは少し休憩と思ってたけどやーめた★
近くに３つほど円を描く。

ニコニコしながらヒソカを見る。


「…キミはそういうタイプだったか♥️
これだから“青い果実”はイイｯｯ♥️」

『まぁるかいて…どぉ〜ん♪』


ヒソカ目掛けて円を描き、ぶっぱなす。
予想されていたようで避けられ、間を詰められる。


─────まぁ、


『予想どぉ〜り♥️』

「──♠️」


後ろに描いてあった円にぴょんっと入り、転移。運良くヒソカの真後ろ。
心臓目掛けて円を描き、発動させる。


『らっきぃ★』


すかさず適当な場所に円を描き、飛び込む。
ところでご存じだろうか？
脱出遊戯はその脱出場所は“ランダムである”ということを。


『…ありゃ？』

「おや、こんにちは♥️」


転送先はヒソカの目の前。
ちぇ。ハズレかぁ。


どうやら残りの３つの円のうちの1つをはっていたらしい。“ランダム”はこういうときに困る。

ビュンと飛んできた拳に向かって円を描く。


『ばいばーい★やり直しｨ♥️』

3mほど先の円に「おっとｫ♦️」という声。
…と同時に引き寄せられる身体。


『…え？』


気づけばすっぽりとヒソカの腕の中。
ドスッと首筋に一発。

意識が薄れる中、粘着質なオーラが
腕に絡み付いていたことに気づく。

…伸縮自在の愛(ﾊﾞﾝｼﾞｰｶﾞﾑ)……。
結論に達した瞬間俺は意識を手放した。

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