【HUNTER×HUNTER】一筆遊戯【男主】

プロローグ ページ1

「やめろっやめてくれｯ！」


目の前の男が俺に向かって叫ぶ。
金ならいくらでも払う！だからｯとかほざいてる。

うっさいなぁ・・・。
男の声を無視して
そいつがすっぽりと入るような大きな円を描く。

そして円の中心に手をかざし、一言。


『んふふ〜♪俺はね？金なんかどーだっていいの』

“楽しければ”、ね？


そう呟けば相手の顔に恐怖の色が浮かぶ。
あーあ。こいつじゃもう遊べない。

もうつまんなくなっちゃった。


『・・・ばいばーい』

それから、どぉーんっと呟く。
すると、辺り一体を光が包む。

光が消えると円形のぽっかり開いた穴。
範囲は、そう。

“さっきの男がすっぽりと入るような”







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『あーあ。もう終わり、か』

完了メールを依頼人に送る。
今回は“ハズレ”だったなぁ・・・。


『次は──・・・ん？』

ふと目についた依頼。

依頼人は＿＿＿。
依頼は──────・・・


『あっははははｯ！こいつ、バカだっ！
俺に、“殺し屋”に、こんなっあはははｯ』

ひぃーっひぃーっと腹を抱えて笑う。

『いいよ、いいね！受ける、受けるよこの依頼ｯ！！』


目尻の涙を拭いながら依頼人に送信。

報酬は“楽しいコト”。依頼は───・・・





【ボクと一緒にハンター試験受けてよ♥】





同時刻。

Aが先程までいた場所にﾋﾟﾛﾝｯと機械音が木霊する。

メールを開き、にやりと奇術師は笑う。


「青い果実、みーつけた♥」

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