佐久間くんは他担の子に恋をしてしまったらしい

あふたーすとーりー #4 ページ44

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いや待って何この状況





どうにか動こうとしても、しょっぴーの腕が私の腰にまきついていて
どう頑張っても出られない





ふと目の前にあるお顔を見ると
えへへ、って笑うしょっぴーがいて

あ、これは5歳児だ

なんて自分に暗示をかけてしまえば、自然と落ち着けるようになってしまった





目黒「 Aちゃん〜、佐久間くんと翔太くんに飽きたらいつでも俺のとこおいでね〜可愛がってあげるから 」


ラウール「 え？2人とも、この子佐久間くんの彼女だよ？何やってるの？ 」




16歳にド正論ぶちかまされる成人男性ふたり






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佐久間「 お前ら何やってるの？ 」






そこに現れたのは……さっくん



あぁまずい
まずいまずいまずい
しょっぴーのお膝でしっかり対面するように座っている私
これは非常にまずい

一気に冷静になった自分の頭がパニックを起こしかける






佐久間「 俺もう二度と楽屋に連れて来ないって決めたから。 」






さっくんは見たこともないレベルの力で、私の腕を引っ張り
自分の腕の中に閉じ込めた






目黒「 なら、プライベートならおっけー？ 」

渡辺「 何でお前の方が積極的なんだよ。 」






まだふざけているふたりを軽く睨むさっくん


ふと、私を少し離して
首に顔を近付けたかと思うと




「 …っ 」





少しだけ首に痛みが走る

その痛みを感じた場所を、ペロリと舐められた







佐久間「 はい、これ俺の印。 」




私の首をさして2人に向かって言っている
見えないけど
多分、これキスマだ






佐久間「 Aは俺のだから。次ちょっかいかけたら、メンバーだからって容赦しねぇぞ。 」






低い声で言い放つさっくんは、テレビで見るような優しい顔をしていなくて

完全に本性だこれ、って感じ






阿部「 佐久間〜〜ここ楽屋だからそれ以上は家でやってくれよな〜 」




どこからともなくやってきた亮平くんの声


流石あべさくなだけあって
今にもしょっぴーを殴るんじゃないかって雰囲気を醸し出していたさっくんは、私から離れて荷物の整理をし始めた


しょっぴーと目黒はというと、よほど反省したのかそこから私へのアクションはなかった






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