佐久間くんは他担の子に恋をしてしまったらしい

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阿部亮平side








岩本「 だけど佐久間それでいいの？阿部ちゃんに会わせるって。だってクロミ様のこと好きなんだろ？ 」


佐久間「 ……仕方ないよ。約束しちゃったもんだもん。」


阿部「 てか何でそもそもそんな約束したの？ 」


佐久間「 ………あの子が会いたいって言うから。好きな子の願いは何でも叶えてあげたいじゃん、 」





どうやら佐久間は本気らしい

俺もいわもっちゃんもかける言葉が見つからない


そんな時







渡辺「 佐久間らしくないよ 」





楽屋に入ってきたのは翔太



次から次へと人が増える……
これじゃ、メンバー全員に知れ渡るのも時間の問題かもしれない






渡辺「 あと1回もチャンスがあるんだろ？なら大丈夫だって。いつもみたいにポジティブでいろよ！ 」






佐久間の背中をぽんと叩く翔太


そうだった翔太はファンと繋がっていても怒れる立場じゃないもんな

とりあえず知られたのがまだこの2人で良かったのかもしれない






ほっと胸を撫で下ろしていると







佐久間は翔太の言葉に乗せられたのか





佐久間「 だよな！俺、頑張る！ 」




目を輝かせて翔太と熱い握手をしている


なんて単細胞なんだ



思わずいわもっちゃんと顔を見合わせて苦笑いしてしまう








佐久間「 みんな話聞いてくれてありがとう！ 」






佐久間「 俺、絶対に振り向かせるから！！ 」







まぁ佐久間が元気になってくれるのは嬉しいけど






岩本「 程々にしとけよ？ 」





うんそれ
佐久間って暴走しがちだから、怖いんだよなぁ









渡辺「 てかどこに呼ぶの？ 」


佐久間「 あー楽屋でいい？ 」


阿部「 いやダメに決まってるだろ！ 」





呆れ顔の俺といわもっちゃんに反して





渡辺「 いやでもプラベで会うよりも案外そっちの方が安全じゃない？メンバーはまぁどうにか説得してあげるよ。 」





やけに積極的な翔太




それを疑いもせずにありがとう！と言う佐久間は、飲み物を買いにるんるんと楽屋を出て行った









阿部「 もしかして翔太あの子に会いたいの？ 」


翔太「 ……可愛い子って目の保養じゃん。 」






佐久間気を付けろ


ライバルはまだまだいるみたいだぞ









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