# ハジメテのお相手と ページ40
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無事にSnowManでの泊まりがけの仕事も終わって、今日はその2日後
東京に戻ってきた私は、いつもお世話になっているキスマイの北山くんエビの河合くんの2人と馴染みの居酒屋に来ていた
河合「 Aは仕事順調そう？ 」
「 まぁ何とか。 」
北山「 へー、じゃあ男の方は？ 」
「 30代の男に言われると何か気持ち悪いなぁ。 」
いつもみたいにくだらない話をして酒を飲む
Jr.時代からだいぶお世話になっていたエビキスの先輩方だっただけど、1番仲の良かったのは何だかんだこの2人だったなぁ……、藤ヶ谷くんは除いてね
最近何かと話題の河合会の話をしたり、24時間テレビの感想を話したりと、2人の近況を聞いているうちに時刻はもう22時を回ろうとしている
そんなこんなでアルコールもだいぶ回ってきた頃、河合くんがふと私のケータイのカバーを見ながら呟いた
河合「 そういや何でAと藤ヶ谷って付き合わなかったの？てっきり付き合っていたかと思っていたのに。 」
「 おい〜〜〜それ地雷だから！ 」
私のスマホカバーは透明で、その中にエビキス12人の集合写真を挟んでいる
だって未だに仲の良い12が私はとても羨ましくて尊敬しているから、そしてその中には多分……未だに藤ヶ谷くんに未練があるからっていう感情も含まれている
河合「 でもAは好きだったんだろ？ 」
「 ……うん。 」
大好きだったよ、誰よりも
てか何で今日に限ってそんな話をするんだろう
不思議に思いながら河合くんの方を見つめるといつもより頬が赤い、あぁ飲み過ぎかよこのオッサン
河合「 Aってそんなチキンだったっけ？告白もしなかったの？ 」
「 告白して断られたの！」
北山「 告白してたの初耳なんだけど。 」
「 告白というか……、まぁ付き合いたいって言って無理って言われたから、すぐに訂正したって感じかな。 」
散々相談に乗ってくれた北山くんが驚いて声を上げる
” 俺、今彼女は…… 、 ”
” いいの！そういうのじゃないから、 ”
思い出すのはあの日の出来事
必死に訂正する自分が妙に惨めで、そしてその言葉は嘘偽りの書き連ね
だってそう言わないと今後の関係に差し障るから
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作者名：FON
| 作成日時：2020年8月8日 11時
