# 安全王様ゲーム ページ24
*
「 王様ゲームをやります。 」
夏の終わり
俯いたような向日葵が視界に入る晩夏
今日の雑誌撮影はメンバー全員ではなく、私と阿部ちゃんと康二とラウールの4人のみで行われようとしていた
向井「 知ってるで。この前舘様達とやってたやつやろ？ 」
阿部「 佐久間が暴走してたやつか。」
ラウ「 照くんたちみたいに俺らもちゅーさせられるの〜？ 」
基本的に集合の早い4人は、撮影開始までの時間を持て余しており、だから私は王様ゲームに誘った
まぁとどのつまり、暇なんです
さて、早速始めましょう
「 王様だーれだ！ 」
阿部「 ………俺だ。 」
前にさっくん達と王様ゲームをした時に使った割り箸を用いて、4人で一斉に引く
最初の王様は阿部ちゃんらしい
阿部「 じゃあね、…2番が3番の秘密をひとつ暴露。 」
「 ねぇ何でそんな平和なの！もっと脱がすとかキスするとかそういうのやろよう！？王様ゲームだよ！？ 」
向井「 Aちゃん、未成年もおるんやで。 」
「 そんなの知らないよ！もうみんな穴兄弟だし。 」
阿部「 A、それ間違っても公の場面で言うなよ？ 」
この前の雑誌でそれらしいこと言っちゃったにも関わらず、ファンの子にはバレてないらしい
この秘密は、墓場まで持っていかなくては
ラウ「 僕2番なんだけど、3番だぁれ？ 」
「 ラウちゃん私だよ〜！ 」
ラウ「 Aちゃんの秘密か……。 」
悩み出すラウちゃん
確かに私結構個人情報ガバガバだし今更隠しているようなことないもんね、何かごめん
ラウ「 …Aちゃんのお尻にホクロがあることとか？ 」
向井「 え！？そうなん！？ 」
「 あれ？案外みんな知らないの？ 」
こんなに何回も身体を重ねたのに意外とお互いの身体は見ていなかったらしい
まぁ確かに電気こうこうとつけてやることなんて滅多にないし、寝バッグもさっくん以外とはやらないし、
そうなると案外気付かないもんなのかな
阿部「 A、際どい撮影の時はお尻のホクロをコンシーラーで隠すからじゃない？ 」
向井「 え！？阿部ちゃんも知っとるん？ 」
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作者名：FON
| 作成日時：2020年8月8日 11時
