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朝の3時に未成年を返すという暴挙は未だかつて無かったと思う。
だけど人の家に不法侵入出来るくらいだ、きっとこんな時間に帰るくらい朝飯前だろう。知らないけど。
「 それなら俺マッサージします！ 」
「 君、人の話聞いてた？ 」
「 俺、マッサージ得意なんですよ！ 」
「 ………童i貞くん、女の子の身体触りたいだけでしょ？ 」
「 な！違います！ 」
そう言って、人差し指で髪の毛をくるくると回す光輝くん。その顔はあからさまに真っ赤で、見ているこっちまで恥ずかしくなってくる。
ってあれ？
だけど、ふとその光景に見覚えがあることを思いだした。そういえばこの癖昔もしてた…？
光輝くんに悟られないようにして、頭をフル回転させる。思い返すのは10年程前。
正確な日時はもう覚えていないけれど、彼がご両親に怒られて玄関に体育座りしている時、……確か冬だったかな。寒いだろうなぁって思って話しかけに行ったのを記憶している。その時は少しからかいたいという邪な気持ちもあった気がしたけれど。
*
『 ねぇこんな所で何してんの？ 』
『 …………A姉ちゃんには関係ない。 』
『 まーた、お母さんのこと怒らせたんでしょ？今度は何したの？ 』
『 ……別に怒らせてないし。 』
『 あ、また嘘ついた。』
*
そうだ彼は嘘をつくとこの癖をしていたんだ。いつまで経っても変わらないそれに思わず笑みが零れる。高校生になってもこういう可愛いところは未だに健在なんだなぁ。
「 とりあえずお風呂入ってくるから、ちょっと待っててよ。 」
「 あ、一緒に入ってもいいんですか？ 」
「 え、日本語通じてる？ 」
前言撤回、やっぱりちっとも全然可愛くない。
「 ……ちょっと待ってて。」
本当に面倒だと思った。
素早く手を洗ってキッチンにつくと、昨日の夕飯の残りをテキトーに調理してそれを皿に並べる。
目をキラキラさせてそれを見る彼の姿が妙に可愛いけど騙されてはいけない。あいつはえiろがきだ。こうでもしないときっと、彼は本当にお風呂に入ってきそうな勢いだったから。
「 Aさんの手作り料理、食べていいんですか？ 」
「 うん。だから大人しくしててね。 」
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名無し29860号(プロフ) - 最高に好きです！！！続き楽しみです！！！ (2021年5月22日 12時) (
レス) id: d2c23612bb (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - もう設定から好きすぎます！めっちゃ楽しみにしてます！！ (2021年4月2日 3時) (レス) id: 26a54ff7bc (このIDを非表示/違反報告)
ぱ た(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: 99d7cdb867 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん - めっちゃよかったです！黒田くんの小説が読みたいなと思った時にこれを見つけて「よっしゃー！！！」ってテンションが爆上がりしましたwwこれからも更新頑張ってください！ (2020年9月26日 14時) (レス) id: 1767363814 (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - 黒田くんにあじは私得すぎました、、！ずっと楽しみにしてた黒田モノ(言い方)なのでとっても楽しみです！！！ (2020年9月16日 6時) (レス) id: 80c92d0d93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FON
| 作成日時：2020年9月16日 4時
