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しかしそれなら、いつからこんなえiろガキになってしまったんだろう。
「 ちなみになんですけど、その幼馴染くんどこの高校通っているんですか？ 」
「 安嶋…特定して何する気？消すの？ 」
「 まさか。Aさんじゃあるまいしそんなぶっそうなことしませんよ。そうじゃなくて、俺の妹も高校生なんでもしかしたら同じ学校かなーって。 」
まずどうして私が物騒なことをするというの前提でお話が進んでいるのか分からないけれど、ここはスルーしないと多分話が先に進まない。
「 ……ここの制服、わかる？ 」
スマホの画面をタップして安嶋に写真を見せつけた。「ちょっと待ってください」といい近くに一旦車を停める安嶋。
先に言っておく。私は別に男子高校生を盗撮する趣味なんてサラサラない。
だけど朝制服姿で私の朝食を頬張る姿を見ていたら、何だか子供の成長を見届けた近所の叔母さんのような気分になってしまって、思わず玄関でその後ろ姿を撮ってしまっただけなんだ。
私のケータイを見て、一旦は顔をしかめた安嶋だったけれど、すぐに「あ！」と声を出して私にケータイを突っかえす
「 それなら妹と同じです。 」
「 妹さん何歳？ 」
「 高校2年生ですけど、彼は？ 」
「 同じ。この子黒田光輝くん、って言うからさ。良かったらどんな子か妹さんに聞いてみてよ。 」
「 分かりました、任せてください。 」
そんなトントン拍子に物事が進んでいって、彼がまた車を発進させる。
家に帰れないって言ってたし、家庭環境に何か問題があるのか、学校ではどんなキャラなんだろう。
募る想いは好奇心に蝕まれた高揚感のみ。
「 それはそうと、もう男子高校生のことは盗撮しないで下さいね。捕まっても知りませんよ。 」
安嶋はやっぱり一言余計だ。
「 うるさいな、早くホテルまで送ってよ。 」
「 はいはい、もうすぐ着きますからね。 」
いつまでこんな仕事を続けないといけないんだろう、そんなネガティブな思いはこの運転手である安嶋のお陰でいつの間にか消え去っていた。
仕事が楽しいと思えるのも彼のお陰。
店的にもアウトなのもあって、私個人彼に対して特別な感情は抱いていないけれど、
それでも私は、安嶋の存在に救われていたのだと思う。
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名無し29860号(プロフ) - 最高に好きです！！！続き楽しみです！！！ (2021年5月22日 12時) (
レス) id: d2c23612bb (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - もう設定から好きすぎます！めっちゃ楽しみにしてます！！ (2021年4月2日 3時) (レス) id: 26a54ff7bc (このIDを非表示/違反報告)
ぱ た(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: 99d7cdb867 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん - めっちゃよかったです！黒田くんの小説が読みたいなと思った時にこれを見つけて「よっしゃー！！！」ってテンションが爆上がりしましたwwこれからも更新頑張ってください！ (2020年9月26日 14時) (レス) id: 1767363814 (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - 黒田くんにあじは私得すぎました、、！ずっと楽しみにしてた黒田モノ(言い方)なのでとっても楽しみです！！！ (2020年9月16日 6時) (レス) id: 80c92d0d93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FON
| 作成日時：2020年9月16日 4時
