『 要請 』 ページ20
*
阿部さんが居た地下室を出てそのままの足で図書館へと向かう
活字や文学は好きな部類に入るけど、歴史書とか年表とか言われると少し億劫だった
「 ここか………。 」
ジェシーさんや阿部さんの言う通り図書館には沢山の書物が置いてあって
そこには、私が今1番探していた、"人間と使い魔と悪魔" の歴史もある
「 へー……使い魔とかって案外最近なんだ、 」
￣￣￣
xx40年代
・第一王子松村北斗様のご誕生
・国全体における深刻な食糧難
xx50年代
・帝都に疫病が流行り出す
・使い魔の誕生
・悪魔の誕生
xx60年代
・阿部亮平が3代目科学者に就任
￣￣￣
今はxx71年だから
使い魔と悪魔が現れたのは
………20年前
案外古くないんだ、
もっともっと昔の話かと思っていた
だけど、その生い立ちについては不明
詳しいことなんて、何も書かれていなかった
阿部『 歴史は、残酷ですよ。 』
見つからない
彼の言葉の本当の意味が書かれているものが
阿部さんの言っていた残酷なものとは……いったい、
大我「 おい、大変だ、 」
その時、静寂に包まれていた図書館に
一際大きな声が響いた
「 どうされたんですか？ 」
声の主は第2王子の大我様
その様子から、酷く焦っていることが伺える
何かあったのだろうか
大我「 …樹の軍隊から緊急要請が入った。 」
緊急要請
軍隊とかあまり詳しくないけど、緊急ってことはよほど切羽詰まった事態だということは把握出来る
そもそも、この街には定期的に現れる悪魔がいて
悪魔討伐の為、帝都の軍隊が街に偵察に行っていたらしい
本日の当番は、樹さん
ということは 一緒にいるのは使い魔の翔太と涼太？
「 今はどんな状態なんですか………？ 」
大我「 中々に危険らしくて、……悪魔が多すぎて数が足りないって。 」
大我様の額にほんのりと汗が垂れる
危ない状況
何かが起こるのだろうか
「 あの、私に何かできることは……？ 」
何か少しでも力になりたい
そう思って声をかけると、大我様が真剣な顔つきになって私の肩を握った
大我「 Aにしか頼めない、お願いがあるんだけど。 」
*
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FON(プロフ) - 如月ﾖｼﾉ。さん» 優しいお言葉をありがとうございます；＿；ただいま移行しましたので後半戦も宜しくお願いします！ (2020年9月14日 12時) (
レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
如月ﾖｼﾉ。(プロフ) - 新作いそがなくても大丈夫ですよ！FONさんのペースで頑張ってください！ (2020年8月30日 7時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - aoiさん» コメントありがとうございます(^^)わぁ嬉しいです！！後半戦も楽しんで頂けるように頑張りますので移行後も宜しくお願いします！ (2020年8月27日 23時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - 蕾華さん» コメントありがとうございます(^^)えーんそんなこと言っていただけて光栄です；＿；これからもお互いに執筆活動頑張りましょうね！移行後も宜しくお願いします！ (2020年8月27日 23時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - 如月ﾖｼﾉ。さん» コメントありがとうございます(^^)そんなこと言っていただけて嬉しい限りです！これからもお互いに執筆活動頑張りましょうね；＿；！ (2020年8月27日 23時) (レス) id: 916dce426a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FON
| 作成日時：2020年4月21日 12時
