− 淘汰

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そんな意味深な言葉を残して、彼は颯爽とお城の中への去っていった



またしても私を惑わせる
何が言いたいのか、真意の汲み取れないその言葉に頭の中はハテナマークで埋め尽くされた











大我「 A、今時間ある？ 」











一人ぼっちになった私

大我様に手招きをされて、連れてこられたのは日陰になっているテラスだった










大我「 蓮たちが会いたがってて。 」












そう言って、使い魔である2体を私の前にぽんと差し出す












目黒「 この前の散歩の最後、無礼な口を聞いた事謝りたくて……。 」


「 そんなそんな！気にしてないよ、それにもう忘れちゃったし。 」


向井「 また俺らともお出かけしてくれますか……？ 」


「 当たり前だよ！むしろ、宜しくね？ 」



















そういえば、この前突然唾液が飲みたいとか言われたような

すっかり忘れていた
そんなことも忘れるくらい、毎日が濃かったから
















渡辺「 何？お前らA様とお出かけしたの？ 」


宮舘「 翔太落ち着きなって。 」

















やってきたのは翔太と涼太

樹さんの使い魔、ということで近くには樹さんの姿が確認される

















樹「 あれ、Aと佐久間はコロシアム出ないの？ 」


「 はい、佐久間が嫌がっちゃって…。 」


樹「 あー、確かにあいつ毎年出てないなぁ。」
















頭をぽりぽりとかきながら答える樹さん




だけどその言葉に少し救われた
私が一緒だから出たくないのかな、って少しだけネガティブに思っちゃっていたけど

本当に仲間を傷つけたくないんだ、佐久間は




















慎太郎「 A様、そろそろ国王様がお帰りになる時間なので定位置に戻られてはいかがでしょう。 」

















今日は教育係のジェシーが北斗様に付きっきりで私に指導してくれる余裕がない
森本さんに言われた通り、元いた場所に戻って彼がお帰りになるのを待った















優吾「 そんな緊張しなくても大丈夫ですよ、もう帰られるだけなので。 」
















高地さんにも笑われながら、安心して国王様の挨拶を待つ

大勢の方が国王様への元へと向かった




しばらくして、最後の一人が終わったあたりだろうか

























ふと、遠くに何か人影のようなものが見えた









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