# 嫉妬してxxx ページ19
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目黒「 ねぇあれ佐久間くんのことでしょ？ 」
今日は雑誌の撮影
ファッション雑誌はよく目黒とペアになって呼んでもらえることが多い
企画の方曰く、私たち2人のペアが1番絵になるんだとか
まぁそんなこと言われれば気分は悪くないけれど、何がめんどくさいってペアの相手なんだよなぁ
「 …主語言ってくれる？なんのこと、 」
目黒「 とぼけんなよ。あれだよ、好きな男性のタイプ。」
とんでもなく不貞腐れている目黒だけど、これはいつものこと
何かしらが原因で、彼は毎回と言っていい程拗ねている
あーまだ撮影も始まってないのに、こんな険悪なムードじゃまたカメラマンさんに迷惑かけるよ……
「 あれ？……あぁ雑誌の？うん、そうだけど。 」
目黒「 …俺じゃ満足しない？楽しくない、？ 」
かと思えば、子犬みたいに幼気な表情を浮かべ愛くるしい瞳でこちらを見つめてくる
うーん……流石、目黒蓮
女の扱い方が分かっている
「 突然どうしたの、笑笑。目黒も目黒の良さがあって私は楽しいよ？ 」
目黒「 それならいいけど…。 」
「 笑。何？妬いた？ 」
目黒「 妬いた。 」
間髪入れずに即答
頬を若干膨らまして睨みつけるその仕草も、これ自分が男だったら間違いなくここで襲っていたなぁって思うくらい可愛くて
「 やけに素直じゃん。んふふ、今夜は目黒のものだから好きにやっちゃって？ 」
目黒「 絶対に鳴かす。 」
「 やれるもんならやってみな 」
なんて上から言えば、目黒は闘争心メラメラ状態
撮影もいつも以上に気合いが入ったらしく、ほとんどNGなしで無事に終わった
目黒「 ほら、A行くよ。 」
帰りの支度もまだ終わっていないのに、足早に現場を追い出され
無理やりタクシーに乗せられる
「 ちょっと、痛いんだけど。 」
目黒「 知らねぇよ。今夜は俺のAだから。 」
何とも傍若無人な様子だけれど、年下だと思えば可愛いものだ
まぁ可愛いなんて言ったら余計に彼は機嫌が悪くなると思うから絶対に言わないけどね
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作者名：FON
| 作成日時：2020年4月3日 9時
