低身長フェチシズム

#21 ページ21

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目黒「 あーでも、ひとつ良い案ならあるかも。 」

「 まじ！？いくらでも払うから教えて。 」





あと何でもお金で解決するところもやばい













目黒「 Aが小さい男の子好きなのって、自分より身長が低いからでしょ？ 」

「うんうん」

目黒「 年上だけどめちゃくちゃオススメいるんだよねぇ 」


「 あぁごめん年上興味無いわ。 」











目黒は私のことを分かっていないなぁとため息をつく彼女

好きな奴のためを思っての行動だったのに、少し腹が立った











目黒「 本当？まぁ１回部活来てみなよ。多分Aの好きなタイプいると思うけど 」











半ば強制的に連れてきた軽音部の部室


俺のかっこいいところを見せる目的と、あとは単純にAを "あいつ" に会わせてあげようかなぁっていう

本当に軽い気持ちだった












「 ねぇ目黒。 」






部室に入ると、何故かAの動きが止まった












目黒「 ん？どうした？ほら、"佐久間先輩" お前のタイプじゃない？ 」


「 やばい、一目惚れした。 」


目黒「 え、は？ 」


「 佐久間先輩〜！！！！！！！！ 」












走り去っていく彼女の後ろ姿は、未だに俺の記憶の中に鮮明に残っている

想定外とはまさにこのこと

人生最大の失敗と言っていいだろう









￣
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「 はぁ佐久間先輩に会いたい…… 」










今日も俺は、彼女の口から "あいつ" の名前が出る度に後悔する


あの日のことを、あの日安易に2人を会わせてしまったことを








だから俺は












目黒「 文化祭の実行委員、俺とAでやります。 」












その失敗を、遅れを、全力で取り戻しに行く

誰にも負けるつもりはない




少なくとも "ペット枠" の奴になんか奪われてたまるかよ











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