低身長フェチシズム

#20『ライバルと実行委員』 ページ20

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「 へっくしょん！ 」

目黒「 またかよ、今度は風邪？ 」

「 違うってば！絶対に佐久間先輩が私の噂してくれたの！ 」










そう言って鼻水垂らしながらヘラヘラ笑う彼女
こんな奴のどこに佐久間先輩は惹かれたんだよ……って、


それは俺も同じだし

そんなの考えたくもなかった














「 んふふ、佐久間先輩に会わせてくれた目黒には本当に感謝しかないよ！高校入って最初の友達が目黒で本当に良かった！ 」


目黒「 俺はAを佐久間先輩と会わせたこと後悔しているんだけど、 」











にぎやかなクラスで行われているのは、HR

3ヶ月後の文化祭に向けて実行委員を決めるらしいが、そんな面倒な役を誰が引き受けるかって話で









「 はぁ〜〜これが終わったら佐久間先輩に会える〜〜！ 」









だけど少しでも長引いて欲しいなぁなんてのは俺のエゴ



佐久間先輩との惚気を楽しそうに話すこいつを見て、思い出すのは去年の夏









￣￣￣
￣￣
￣











「 ねぇ目黒〜〜 」









あれは高校に入学して初めての夏休みを迎える目前だったと思う








目黒「 何ー？また変なこと考えていたんでしょ？ 」

「 え、何で分かったの！目黒って超能力？ 」

目黒「 いやお前のことなら何でも分かるだけ。 」









同じクラスで初めて出来た友達はA

モデルのようなスタイルの良さに加え、端正な顔立ち
それでいて幼い雰囲気を醸し出していた彼女に妙に心を奪われた










「 私ね、小学生に囲まれて生活がしたいの。 」

目黒「 うんうん、 」

「 でもさ、そんな小学生集めたら捕まっちゃうでしょ？ 」

目黒「 まぁそうだね。 」

「 だからさ、どうしたらいいと思う？ 」

目黒「 待って。それ俺が答えるの？ 」









話してみると、その雰囲気の理由が分かった

彼女は、今の会話を聞いて分かる通り "頭がおかしい"
小さい男の子にしか興味がないんだ

隣にこんな高身長イケメンの俺がいるのにまるで媚びてこない









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